コードを一行も書かなくなって、進化し始めたこと

4月に入ってから仕事で、ほぼ一行もコードを書いていない。今までと全然違う動きをするようになってきた。ジョブチェンジして新しいアビリティを習得しにいってる感じ。
クライアントのマーケティング担当、営業担当、販促担当などの方々と直接お会いして提案し、各セクションが抱えている課題を直接聞く機会がすごく増えた。
各セクションではそれぞれ違った目的・目標があっても、それらは連なっていて、”商品をヒットさせる”などといった上位目標を達成するために動いている。

toC商品でも消費者だけでなく、その前の時点でクリアすべき課題があることに気づいた。マーケティング担当は営業担当や開発担当の向き先や進路を、共に導き出していくんだなと肌で感じられた。これまで頭では分っていたけれど、たぶんちゃんと分かってなかった。しがらみがありつつも熱が伝わってきた。
今は様々な取り組みの一端かもしれないけど、一緒になって課題を解決していきたい。
前回のNHKプロフェッショナルでも言ってたよ「顧客に向き合うのでなく、顧客と同じ方向を見る」んだって
— あさと (@asato_dx) 2015, 2月 19
今、ホントにこんな感じになってきている。
もまれながら提案はできるようになってきたけれど、プレゼンテーションやクロージングに課題を感じるようになった。そんなとき、上司が別のプロデューサーにアドバイスをしているのを、片耳で聞いていた話がしっくりきた。
提案の機会では「うーん…」と考えている時間をなくし、どんどん喋って、相手の興味を刺激し、クライアントを安心させてあげるんだ。
プレゼンテーションや喋り方で提案の受け入れ方は変わり、実現できた者はそこからラーニングし、提案をさらに改善・進化させていく。
あ、そうかもしれない。と、腑に落ちた。
これまでに魅力的だと感じさせてくれる話しをする人は、こんな感じだった。と改めて納得させられた。
まだ一人では出来ないけど、直近の提案でこれを頭の片隅に置きながら説明の合間に合いの手を入れていって、ちょっと実感を得られた。研ぎ澄ませていこう。
これらを実践しながら身につけるのは勿論のこと、”言い切れるかどうか”も重要な要素になってくるんじゃないかと感じている。
数日前、土台を作ってくれていたと言っても過言ではないフロントエンドの同僚が退職することになったので、ディベロッパー陣で飲んでいたときに少し話題に出た話で、「絶対できる」とか言い切ることはは中々言えない。特にプログラムを書いたきた立場だと尚更そう感じるのかもしれない。といった話になった。
でもやっぱり聞き手からすると、力強く言い切ってくれると刺さし、望んでいる。
難易度はグンとあがるけど、以前のエントリーでも書いたように、いろんな人が望んでいる言葉だと思うから、日々試行錯誤を重ねていかなきゃ。そんなチームはきっと強い。